
伊王島を後にする頃には日も暮れて暗くなってきた。大会規定により皆ヘッドライトと背面にはピカピカを点灯して走ることになっているため、誰かいれば昼間よりも分かりやすいが、折山(100.8km)で再びL部門と合流するまではほとんど姿を見かけず。
次のチェックポイントである恐竜博物館(109.0km)には21時半に到着し、ここで前回より2時間も先行となった。伊王島で30分程度だったから、この区間で1時間半も稼いだことになる。前回、蚊焼で曲がるべき三叉路を直進して、そのまま海岸の端まで行ってしまい、往復で1kmほど余計に走ってしまったこともあるが、そういえばその後の山道もけっこう歩いていたような。

前回は恐竜博物館の前で、このままでは次の関門時間間に合わないことに気づき、かなりペースを上げて走った(結果、リタイアした)が、2時間先行であればもう大丈夫。
権現山(113.6km)への急坂は無理せず歩き、この大会一番の懸念点であった樺島公民館(121.5km)の関門時間(午前1時半)を余裕で通過した。しかし、この公民館エイドはその先の山の上にある樺島灯台(124.3km)に登ってこなければ休ませてもらえない。再度到着すると時間は0時半。カレーと琵琶を頂いて、前回は1時半に到着したことを考えるとそれでもまだ早いので、ここで30分ほど寝て、1時半に出発した。

前回は樺島公民館で既に疲れきっていて、エイドを利用するために頑張って灯台まで往復したけど、もはや下りでも走れず、その先の暗い山道を独りで走っていく気力がなくなってリタイア。
それに比べると、今回はまだまだ元気で、つらいイメージしかなかった山道もさほど苦労なく終わり、川原老人の家エイド(143.0km)に到着。建物内に入ると中は死屍累々といった様相。休憩してるだけの人もいると思うけど、たぶんほとんどリタイアするんだろうなあと思いつつ、寝てる人の間で水餃子とチャーハンを頂いて、早々に出発。

次のチェックポイントの茂木ハウスが近づいてきたところで、夜が明けてきた。海の向こうには目指す島原半島が見えるが、まだまだ遠い。

茂木ハウスぶらぶら(159.2km)に6時半に到着。
ここはE部門のドロップバッグの受取場所ではないけど、途中リタイアする人のことを考えて全員の荷物の中継地点となっていて、荷物の入替ができる。必要なくなった夜間装備と防寒具を手放して装備を少しでも軽くする。
エイドでは中華粥が提供され、前のL出場時に頂いた時はとても美味しかったので楽しみにしていたのだけど、今回は物価高騰の影響か、具材がかなりしょぼくなっていてかなり残念。

日見公園エイド(173.6km)。
M部門(80km)に加えてS部門(55km)の選手とも合流するため、かなりにぎやかになってきた。前々回Lリタイア時は茂木の手前から走れなくなっていたので、ここでリタイアを決断して、その後はゴールの小浜まで収用車で送ってもらった。
今回も次第に余裕がなくなってきてはいるが、まだ走れる。マップに記載されている通り、ここでL部門の173kmに到達。残りはフルマラソン1本分。ここまで来ればなんとかゴールまで行けそう。
(続く)