今回は松阪が会場ということで、前日に出発して桑名で前泊した。
近隣の伊勢志摩には若い時分に当時住んでいた大阪から行ったことがある。
ただ、自転車で行った上にどのような経路で行ったのか、途中何をしたかの記憶が全く残っていない。
というわけで、現地の土地勘がまったくないため、ネットのおすすめ経路に従って移動した。

福岡空港からジェットスター07:55のフライトで中部国際空港(セントレア)へ向かう。
桑名も今回初めて行く地ということで、どうしても現地でしたいことがあったので、朝一番の便とした。とはいえ、これでも時間ギリギリ。

セントレアに予定時刻5分前の9時15分に到着。福岡空港は小さいから、ジェットスターでも乗口はさして遠くなかったが、セントレアで到着した第2ターミナルは空港駅のあるメインゲートまで遠い遠い! 飛行機を降りた後は写真のような無機質な通路がひたすら続く。
体感的には2kmくらい? あまりに長いため途中から移動用のバスも待機していたが、後ろの客を待っていると余計に時間がかかりそうなので、無視して駆け足で先を急いだ(じゃないと予定の電車時間に間に合わない)

乗車しようと思っていた名鉄特急ミュースカイの発車7分前になんとか駅にたどり着いた。
ただ、ここでも特急券が必要なことを把握していなかった。駅員に確認して、あわてて指定券(450円)を購入して慌ただしく乗車。ここでようやく一息ついた。
空港到着が早かったからまだ余裕があったが、これが逆に5分遅れだったら間に合わなかった。

名古屋で近鉄に乗り換えて今日の宿泊地である桑名駅に向かう。
両線の駅は至近で乗り換えに特に問題なし。
今度は急行だから別料金もなし。

ここが今回最初の目的地、はまぐりプラザ
やっぱり桑名と言えば「その手は桑名の焼きはまぐり」でしょう!ということで、ずっと一度は桑名で味わいたいと思っていた。先日のブラタモリでもタモリが食べてたし。
しかし、事前に食事できるところを調べると、高級料理の部類に入るらしく高そうなお店しかみつからない(タモリも高そうな店で食べてた)。
で、ようやく駅から2kmほど離れたここで(比較的)割安に提供されているのを見つけたので予約すると、1人客は11時に来いと言う。ここまでタイトな予定で移動していたのはそういうわけ。

提供された焼きはまぐり定食2700円。
コンロ上のアルミに包まれたものがはまぐり。
はまぐりは1人3つ。この食事内容でこの値段は評価の分かれるところ?
しかし、ほかの店で食べるときっともっと高い。

はまぐりはコンロで焼きつつ殻が開くまで待ってから食べる。(もし開かなければ交換してもらえるが、そんなことはなかった)
殻に残ったお汁もおいしかったけど、要ははまぐりをコンロで焼いているだけだから、自分ではまぐり買ってきて自宅で焼けば同じものをさらにリーズナブルに食べれるよねー。いや、とてもおいしかったんだけどね。

念願の焼きはまぐりを堪能した後は、実家のお土産を物色しながら桑名駅に戻る。
まずは、はまぐりプラザの近所のお店で桑名名物のあさりしぐれ等を買った。
「しぐれ煮」などと普通に言っているが、元は桑名名産のはまぐりの佃煮を「時雨蛤」(しぐれはまぐり)と呼んでいたのが語源らしい。知らなかった。
さらに道沿いにあった和菓子屋さん(写真)でおまんじゅうと羊羹を購入。
あとはスーパーなどを物色しつつ、今夜の宿泊先へ向かった。

【おまけ】
来年の地域の夏祭りで「たません」を出してはどうかという話になっているが、私は今まで「たません」なるものを食べたことがなかった。(あったかもしれないが記憶はない)
そんな中、駅までの道中にたません(200円)を掲げているお店があった。
ソース、天かす、玉子、マヨネーズ、青のりをたこせんで挟んだものだが、いかにもB級らしい味でとてもおいしかった。玉子が半熟で次々に垂れてしまうのには困ったけど。

ここから大会当日のゴール後。
駅行きのシャトルバスは混雑すると聞いていたので、会場では長居せずに早々に松阪駅へ。そのおかげか待ち時間や渋滞はまったくなかったが、それでも30分ほどはかかった。
駅前で食事処を探すと、松阪牛を食べることができるお店(松崎屋食堂)があったので、そこで食べたのが冒頭の松阪牛のすき焼き定食3200円。私の普段の食生活からすると格段に高いが、近所の松阪牛の有名店和田金などと比べると十分リーズナブル。ゆっくり食事させてもらって、マラソンの疲れも和らいだ。

ブラタモリで初めて知ったけど、伊勢路は別名「餅街道」と呼ばれるくらいおもちが名物ということで、食後のデザートに甘味処「山作」に寄ってみた。
このお店は松阪マラソンのおもてなしガイドにも掲載されていて、名物「さわ餅」を1つサービスしてくれるという太っ腹。
写真のぜんざい大(餅2個)800円を頂いて、自分のお土産にさわ餅を購入した。

桑名からは特急料金を払って来たけれど、帰りは飛行機までの時間もあるから、急行で1時間半ほどかけて名古屋へと向かった。
最初に書いたように土地勘が無かったので、福岡から松阪へ来るには名古屋経由の一択だとばかり思っていたが、ここへきて初めて電車の時間等を確認すると、写真の伊勢志摩ライナー等を利用して大阪回りで来ることもできるらしい。

今回は道中の振り返りではなく、食べ歩きの覚え書きになってしまった。
マラソン大会自体は寒さで思った通りに走れなかった。
それもあってゴール直後あまりいい印象ではなく、往復に時間もかかるので、もう来ないかなと思っていた。
しかし、大阪からでも来れるなら、ピーチで関空経由にすればもう少し安上がりで宿も取りやすいのでは?
日程が年末に近く、他に重なる大会もないし、今は来年の選択肢の1つとして考えてみたいと思っている。

費用をざっと計算すると今回も5万円くらい。でも松江よりは充実してた。
(マラソン13000円、交通費23000円(飛行機17000円、鉄道6000円)、宿代と食費等14000円)